空中楼閣*R25

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九月の秘密


 口にくわえたままで、顔を近づけていく。見つめる貴女の眼差しが危うくなって途切れそうになる。唇が開いて、震える声とともに舌が溢れでる。

 迫り出して内側の起伏を見せていたスミレ色の粘膜は、その中心に突き刺さっていく銀色の金属のマドラーで、押し戻されて放射状のヒダを整えはじめた。

 自分の足首を顔の両脇で抱え込んで握っている、貴女の指先に力が入っていくのがわかる。

「ちゃんと、見ていなさい」

 という言いつけを必死に果たそうとしても、快感に潤んだ視線が霞んでしまう。

 注意深く埋め込まれていく金属の細い棒の尖端は、真珠のような球がついていた。くわえている私の口から、唾液が滴り伝わってスミレ色を濡らす。

 ほぼ、真上を向いて拡げられた花びらは、呼吸とは無関係に内壁を晒け出したり、引き込んだりして、透明な愛液を湛えては零していた。

 激しく窄まる時は、一緒に空気も巻き込んでしまう。小刻みに繰り返す淫靡な蠢きが、貴女の透明な体液を濁らせながら、大小の泡を紡ぎだすのだった。

 半分ほど呑み込まれると、今度は顔をゆっくりと遠ざける。引き抜かれていくマドラーに後ろの粘膜が纏わり付いて引き出され、そして引き剥がされていく。泡立ちが激しくなった。

 細波のような横ヒダが盛り上がると、奥から白濁の蜜を滲ませ、同時に、そのすぐ上の小さな窪みから透明のお漏らしをした。

 産み出された白濁の泡が漂うように流されて、引き出される金属棒と粘膜の境目に絡みつく。

「・・ぁ・・ぁあ」

 マドラーに子宮まで絡みついてくるかのように、貴女は躰の奥から官能を引きずり出した。

 貴女のウネリが落ち着く待って、再び、顔を近づけ始めた。押し込まれていく粘膜ヒダの中心で、淫らな泡が弾け散った。

「モウ・・ダメ・・デス。・・ヘンニ・・ナリマス」