視姦される肌
貴女が欲しいのは、甘く温かなキスなんかじゃなくて、本当はこんな箱ではないのですか。キラキラと光を浴びて煌めくような透明な箱に、閉じ込めれたいのではないですか。裸に剥かれたままで。
ショーツを脱いだら、紅いパンプスを穿きなさい。お似合いの紅い首輪も付けなさい。
床に突いた両膝をもっと開いて、腰を浮かして、その玩具を奥まで呑み込みなさい。
ピンク色の繭のカタチの電動玩具を、唇を緩めて自分の指で沈めなさい。白いコードだけが欲望を操る糸のように、貴女の粘膜から垂れ下がる。
「呑み込むとき、どうして目を細めるのかな」
「ああ・・だって、意識がそっちに」
「返事になってないな」
「・・はい、ああ。気持ちイイと目が」
「気持ちイイから、と言いなさい」
「はい、気持ちがいいからです」
奥まで入れたら、出てこないように、その蝶々で塞ぎなさい。
ベルトを腰と太腿に巻き付けて、短い角を胴体から輸精管のように突き立てたピンクの蝶々。短い角を花びらの口に嵌めて、塞ぎなさい。
「そんな・・どうなちゃうの」
垂れ下がるコードを避けるように、淫らな蝶々の小さなペニスを押し入れる。拡げた貴女の腰から二本の糸がぶら下がる。
「ほら、もう一つ、そのディルドを床に突き立てて、私だと思って舌を使いなさい」
膝を突いた貴女の前に太い玩具が床からそそり立つ。貴女は両肘で身体を支えて前屈みになった。半透明の白いペニスを両手でそっと包み込む。近づけた紅い唇を開いた。
可愛い舌先が先端を濡らし始める。左右に細かく動き、上下にゆっくりと舐める。
透明な糸が溢れて、貴女が玩具の先を包み込む。淫らな音を響かせる。
「スイッチ、入れなさい。繭も、蝶々も」
顔を上げた貴女の唇が濡れている。目元が潤んで卑猥な表情になる。
「・・はい」
鈍いモーター音とともに、貴女が目を閉じる。
「もっと強く」
「うぅ・・あ、はい・・ああ、だめ」
仰け反るように天を仰いだ。
「ほら、私の代理を愛撫して」
「ああ・・は・・い」
返事をしようと声を出せば、喘いでしまう。両手で包んで、顔を近づける。膝立ちの腰が小さく揺れ始める。
再び、淫らな唇からの音が漏れる。
「よく、濡らしておきなさい。自分でアヌスに入れるのだから」