桃の香りと戯れる午後
両手で包み込むようにして、貴女の白い球体を捕まえる。肌触りのいいスカートを捲り上げると貴女の湿度が香り立った。
細長いテーブルの端に両膝を揃えて突いて四つん這いのままで、貴女は火照った頬を冷たい天板に寄せて熱を冷ます。その顔が美しく乱れていく。
私の指が緩やかに這って、湿った薄布を膝へと下げると水蜜桃が露わになった。
中心に色付いた果肉とその芯に顔を近づける。貴女の匂いが私を二人だけの時間へと誘う。
舌先を後ろの部分に押しあてたまま、じっとしているだけで、溢れでる私の唾液が貴女の疼きを誘い出す。
やがて、微かな声とともに綻びと収縮を繰りかえる。
細波がうねりとなるように、次第にハッキリと大きくなっていく官能が貴女の吐息と眉根を揺らした。両手の中で柔らかな白い球体が蠢き出す。
私の唇と貴女のヒダから蜜が滴り始める。快感から逃れようと身体を起こす貴女の肩を優しく押しつけた。
背中が反らす猫のように腰を掲げさせてから、揃えた膝を一杯に拡げさせた。貴女の赤いサンダルのピンヒールが外を向く。
奥まで届くように唇を押しつけ、豊かな腰で窒息しそうになりながら舌先を伸ばす。
貴女が漏らす声を頼りに、私の唇の下にある花びらに指を埋める。左右の粘膜ヒダを自分の顎の付近で拡げて、少し乱暴に意地悪く、中指と人差し指を上下に交差して重ねたまま深く沈めた。
華やかな声があがり、腰が大きく揺れる。舌先を貴女が掴む。
腰の震えを合図に貴女の部分から顔を離し、上体を起こす。後ろから滴った私の唾液と貴女の自身の蜜で濡れた部分に、自分をあてがった。
尖端で貴女のヒダを塗り拡げると、強引に奥へと達した。
いつもより早く、いつもより奥で、その部分だけ二人剥き出しにして、昼休みのほんの短い時間、一気に交わって逝く。
「頂戴・・そのまま全部」
膨れあがる私を感じながら、貴女が叫んだ。