目を閉じていた。それでも明るさを感じていたから、もうすっかり夜も開けたのだろう。多分、長い交わりをしながら、カーテンも閉めないまま眠ってしまったのだ。 腕を動かして貴女の曲線を感じ取る。目を閉じたままで肌を思い浮かべる。鼻先に貴女の肩甲骨が…
どこかに辿り着きたいのなら、 今いる場所に別れを告げる決心が必要だ。 ・・J.P.モルガン 昔、貴女に言われた言葉を思い出す。「いつも上を目指してばかりで、疲れちゃわないの。今、居る場所で充分じゃない。今の幸せに何故、満足できないの」 鳥かごみ…
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