流れる時を刻むこと
今日は立春だということを先ほど気付いた。昨日、豆まきをしたにも関わらずだ。節分の次の日は立春。当たり前すぎることなのだが。
でも、その当たり前に気付いて、妙に驚いてしまった。季節の「季」とは、春夏秋冬の終わりの月をさすらしい。つまり、三月、六月、九月、十二月。言い換えれば二至二分(春分、夏至、秋分、冬至)のことだ。
では「節」は、おそらく二十四節気のことなのだろう。「気」と付くのは、それが世界の「気」を現しているからだろう。立春は、春の「気」が立つ、という意味だから。
旧暦では、季節を真ん中に据える。太陽暦は季節を境目にする。前者では立春からが春であり、春分は春の盛りだ。後者では春分からをようやく春と呼ぶ。
当たり前のようで、そうでもない事柄。
風で感じる季節は、旧暦に正直な気がする。