空中楼閣*R25

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秋の音色

 秋風がふわりと貴女の腰を抱いて、軽いスカートの裾を揺らした。

 颯爽と木立を歩く貴女の、すらりと交差する脚のシルエットを強い陽射しが透かす出す。

 いつまでも夏を惜しむような蝉の声が降りそそぐ森を抜けたら、スカートを捲りあげ、両足を思い切り開いて真正面から風に晒してあげたい。

 飾り毛を剃り上げた柔らかな膨らみの狭間から、タンポンの紐に吊された小さな鈴を確かめてあげよう。

 小さな音色は互いの証だから、キラキラと秋の陽射しに輝かせながら、指先で弾いてあげる。

「光・・反射して綺麗だね」