女性には、それぞれ触れてはいけないスイッチがあることを知ったのは、大人になって暫くしてからだった。 甘い感覚と緊張で少し汗ばんだまま繋いでいた手の、人差し指を貴女の指の間に滑り込ませた時だった。 驚いたように貴女が私の手を振りほどいた。「あ…
耳元から聞こえる貴女の声が上擦っている「胸が痛い・・乳首が・・ああ」 「仕事中に電話した罰ですよ」 貴女は自分のデスクから声を潜めて、電話をかけてきた。オフィスには今は誰もいないから、と。「だって声が聞きたかっただけなのに、あなたが、こんな…
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